畳の表替え

ゆのまえ食堂

2017年08月28日 22:14


使い込んで、色も落ちたので
店の畳表替えをしました

青々とした、
いい香りの畳になりました

今回、初めてお願いした畳屋さんと
畳のへりを、どれにしようかと選んでいって
実家の話もしました
縁(へり)は畳の淵の部分です

米を作っていた実家は
畳表の仕事もしていました

畳になるイ草を育て、刈り、
おおよそ6畳ほどの広さがある乾燥機で乾燥して、
そのイ草を機械で織って
畳表になるまでの全ての工程を、
家の敷地内でやっていました


畳織の機械は5台あって
左右についている滑り台のようなものに
イ草を入れると
両方から交互に1本ずつイ草が
滑って流れていき
糸の間を縫って、織り込まれるものでした
この作業を、熊本ではござうちと言っていました

織物のようなその機械の
カタッ、カタッという音が大好きでした

織られたイ草が畳10枚分になると
切って、天気のいい日に
外に表裏干して、取り込んで
たたんだものが製品として
出されるのです

実家は、去年の熊本の地震前までは
ござうちをしていましたけど
それから、やめて、機械も手放しました
もう随分前のような気がしますが
まだ、去年のことです

今回、そんな話を少ししていたら
八代の畳表を使っていただきました
嬉しいです
続けている農家さんの、
応援ができてよかったです