カウチンセーター
このところの気候は、
12月だというのに、驚くほどの暑さだったり、
急に冷え込んだりで落ち着きませんね。
着るものも、
薄着の人も、着こんでいる人も様々のようです。
お客様の中に
カウチンセーターを着ていられる方がいらっしゃって
カウチンセーターですねと
声を掛けたら、
カナダにいらした親戚の方から、
沢山送られてきたもののひとつだということでした。
カウチンは、
カナダのバンクーバー島に住んでいた
カウチン族が作ったセーターが発祥です。
本来は脱脂していない羊毛と、
アメリカス杉の皮繊維を混紡した毛糸を使っていて、
防寒だけではなく防水にもすぐれています。
とっても太い毛糸を使うため
重くなってしまうもので
お客様は、袖をはずして使っていられました。
カウチンに編み込まれている模様は、
雪の結晶、鷹、トナカイ、杉、など
狩猟民族だった彼らを取り巻く自然をモチーフにしてあります。
私も、数十年前に編んだ
カウチンセーターをだしてみました。