ゆのまえ食堂

ずっとずっと前から
かれこれ40年程前から
焼菓子作りが好きで
時折焼いているのですけれど

その40年前にあった
焼くためのものは
天火というものでした

もう、今となっては
懐かしいばかりです
形はオーブンのようで
でも電気ではなく
ガスで焼くものでした

ガスコンロの上に乗せて
ガスを出して
火力は調整しないといけないので
うまい具合の温度に
なったかとおもえば上がったりさがったりで、目が離せなくて
もちろんタイマーはありませんので
時間をみて止めるものでした

扉が閉まらなくなるまで
20年程使いました
その頃のお菓子は
毎回焼き上がりが違って
楽しいものでした
随分失敗もしました

そして
憧れのオーブンレンジを
買いたかったのですけれど
残念ながら手が出ず
義父に誕生日にいただいた1万円で
エレクトリックオーブンが買えました

それは
形はオーブンレンジの小さな感じで
中は、トースターみたいなものです

それからの20年
このエレクトリックオーブンで
焼菓子を焼いていて
クッキーとか
素朴な焼菓子はさっくり焼けるので
今の所、オーブンレンジには
それほど魅力はありません
強がりですけど
なんといっても

膨らみタイプのシフォンとか
ロールケーキは難しいのですから



紅茶のケーキや



胡桃と無花果のタルトや



パウンドケーキなどは
よく焼いているところです