ゆのまえ食堂

地震から２か月以上経って
やっと、熊本に行くことができました

いろんな事情で行けなくて
ずっと気になっていたのです

前日の雨の凄さに
出られるのかと心配ではありましたけれど
当日は、大丈夫そうな空模様だったので車で出発しました

途中、道沿いにある看板に
がまだせ熊本の文字が、何か所もありました

がまだすは、がんばる、精を出す、働くということで
がなだせは、がんばれ、もっと働けというような意味合いです
これから、熊本県民みんなで
がんばろうということなのでしょう
少しづつ、前進しているような活気が伝わって嬉しくなりました

その夜は、凄い雨と雷で
ピカピカザーザーから、停電もあって
天井あたりから音が聞こえ
雨漏りはなかったものの、家がきしんでいるような
なんとも心細い被災地の夜でした

家の中はというと
テレビは台から降ろされ、直に床に置いてあって
その状態で見ているのです
もうそろそろ、台に上げようと思うけれど
まだ揺れるからなぁということです

いくつかある食器棚は、倒れたので横になって
そのまま横長の上に、物を置いてありました


倒れて割れた食器棚は、
ボランティアの人に片付けをお願いし
中に入っていたもの全部持って行っていただいたそうです
割れてなかった陶器もたくさんあったのに
その場で、慌てて返事をしたのでしょうか

ちょうど、すべての湯呑が入っていた食器棚だったので
今回持っていこうと思っていながら、準備して忘れ
湯呑の代わりにマグカップでお茶を飲んできました

注意してくださいというレベルの
黄色のカードをいただいていました
家が斜めになっているそうです

地震の当日は
パトカーや救急車のサイレンが一晩中聞こえたそうです
断水した友達は、１か月も温泉に通ったおかげで
肌がつるつるになったと笑います


一晩泊まって
今朝、早くに出ました
津奈木のみちくさという店で、
行き帰りに、いきなり団子を買いました
驚いたことに、白あんもありました

陣太鼓というお菓子を、お土産にと思っていたのですけど
その工場が被災して、
やっと本店には品が出始めてきた日だったそうです
今回は買えませんでした




そういえば
道路は、南九州自動車道が繋がってきて時間が短縮されたので、
随分運転も楽になりました
串木野から水引、阿久根から野田、津奈木から南八代まで使っています
そのあとは
国道３号線から、県道鏡線が便利な宇城市に実家はあります
まえからすると、４０分以上短縮されているので助かります

阿久根の道の駅で
珈琲を飲むのが習慣になっています
前回は、晴天だったのですけれど
今日は、こんな海でした